「どこを走ったらいい?」

走ろうと思ったら迷うのが場所!
「公園や皇居の周りは、本気っぽいランナーが多いし……。私にはちょっとコワいな」と感じたら、まずは近所でのランがベター。
土地勘もあるから距離も大まかに掴めるし、自分の体力とも相談しやすい。
「見知らぬところで走って、疲れて帰れない~」では、ランも楽しめないでしょ。
自宅の近所を走るなら、まずはこんな風にコースを作ってみよう。

近所の大きな目標物、自分の好きなポイントを決めてみる。

例えば、近くの公園の噴水までとか、川沿いの道のあそこの橋までとか、隣の駅までとか。

GoogleMapや《キョリ測》などのウェブサイトを使えば、正確な距離も分かって便利。

目標を決めたら、単純に折り返す。

来た道を戻るだけだから、帰りはラクに感じるはず!
慣れたら、いくつか目標を決めそれをつないだ周回コースもおススメ。
例えば、家から隣の駅、スーパー、小学校、そしてまた家とぐるっと回るコースなど。
ずっと違う景色だから楽しさもアップするし思ったよりも長く走れちゃうかも!?

「どれくらい走る?」

初めは1kmでも2kmでもOK!
もちろんそれ以下だって問題なし!

何より、“次、また走りたい!”で止めておくのが、ランニングを継続する最大のコツです。
最初は、「2kmだってムリ」なヒトでも1ヶ月後には5km、3ヶ月後には10kmなんてワケなく走れちゃう。
そのためには、走る前に、イメージしてみた近所のコースを実際に歩いてみよう。そうすると、地図では見えなかったコトもいろいろ分かってくる。
たとえば、坂の上りや下り、人通りの多さ、道幅の広さ、道の凸凹などなど。 
そう、「次、また走りたい!」と思えるMYコースがきっと見つかる。
コースが見つかったら、少し背伸びをしてスポーツウォッチをつけて走るとやる気はさらにアップします。
だって、毎回のランニングの所要時間を比べれば体力が付くのも分かるから。同じコースを同じペースで走っていても、タイムが少しずつ短くなっていたら走力がアップしている何よりの証拠。
そんな時はきっとウエストやヒップ、カラダにも変化が訪れているはず!

「何を着て、走る?」

着るモノに困ったら?
地元のランニングスポットに行ってみよう!実際に走っている人を見れば一目瞭然。
特に見て欲しいのはランナーの足元です。オシャレの基本と同じくランニングも足元を決めるのが一番重要。 
ショップに並ぶランニングシューズは重いスニーカーと違って、軽く何よりケガをしにくく走りやすい設計になっています。
デザインがとても豊富だけど実は走るレベル別に作られているので、自分のレベルに合ったシューズの数は意外と絞られちゃう。
この中から好みのカラーでシューズを選べば、次に買うべきトップスは自然と決まるってワケ。
つまり、最初に決めるのは季節を問わず長く使うシューズってコト。
シューズが決まったら、ウェアは靴の同系色やポイントの差し色を拾ったり好みのカラーでまとめるだけ。カンタンでしょ!   
でも一つだけ覚えておきたいのは、ランニングは想像以上にたくさん汗をかく点。
ランニング専用のウェアは汗を吸ってすぐに乾かしてくれるからカラダに快適なのです。

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「いつ走るのがいい?」

ダンゼンお薦めなのは休日の昼間!
普段走っていない人が平日に走り始めると、慣れていないので翌日に疲れが残ることも。
平日の早朝に走ったら一日疲れたまま……。
これじゃあ、体力作りにもなりませんよね。人間のカラダは午後4時から夕方にかけて体温が高くなるように出来ています。実はこの時間が一番カラダを動かせるのです。でも、平日午後4時は、さすがに難しい時間帯。
なので始めるなら休日がベスト(カラダが暖まっているので早朝よりウォームアップの時間が短くてOKというオマケも!)。
休日の夕方ランに慣れもっと走りたくなったら、次は生活の中に取り入れやすい時間帯でもチャレンジしてみよう!
「朝」=痩せやすいけど、カラダが動きにくい。
「夜」=時間を作りやすいけど、寝る前に体温が上がり過ぎて寝付きが悪くなることがある。さらに、夜道は危険がつきまといますね。
メリットとデメリット、さらに危険についての可能性を考え自分が続けやすいようにランニングを暮らしに組み込んでゆく。
長く楽しくランニングを続ける秘訣です。

「誰と走ったらいい?」

ランニングがブームなのは、いつでもどこでも手軽にひとりで始められるから。
けれど最初は一人は恥ずかしいちょっと怖い。漠然とありますよね〜。
それならムリせず友達と走るのが一番。
実は友達とおしゃべりをしながら、というのはキレイに痩せるための理想のペースなのです。 
ランニング業界では「にこにこペース」と言われており、その名の通りにこにこ話しながら走れるスピードがダイエットに最適とされています。
なぜなら、心拍数(1分間に心臓がドクンと動く数)が上がり過ぎずつまり疲れにくい。そう、長い距離を走れる=カロリー消費が大ってコト! 
さらに、友達とニコニコペースで走れば少し長いコースもいつの間にか走りきれます。
まさに一石二鳥ですよね?走ることに慣れてきたら自分のリズムとペースで好きな時に走るのが理想です。
だって、友達がいないと走れないなんて本末転倒でしょう?
もちろん、初心者の頃の気持ちを忘れずビギナーの友達は積極的に誘ってあげよう!

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「ムキムキになっちゃう?」

みんな心配するのがコレ。
「ムキムキになりたくない!」
でも自信を持って言えることが一つ。
ムキムキはまずムリ!
お正月に「箱根駅伝」を見る人も多いけど、走っている選手はほぼ全員「男子にしては細いけど逞しい脚だなぁ〜」という人たちですよね。
彼らの練習は、毎日山手線1周以上の距離を走り込みます。しかも、ママチャリで全力疾走くらいのスピードで! 
それだけ走ってやっとあの脚ってコト。
箱根駅伝を走る陸上部の選手たちのカラダは「生活の中心がランニング」という厳しいトレーニングで養われる、いわば特別仕様なのです。
でもランニングには選手と同じ方法でしかもキレイなカラダになるメカニズムがあります。
それは、長く走るための燃料が脂肪ってコト。
でも、太いモモの脂肪が燃えれば……!
それにこれから食べる食事を減らしても今ある脚の脂肪は減りませんよね?
だったらランニングで燃やすのみ!ですよね!?