【Tarzan】
あなたの脂肪は落とせます。食生活改善で夏までに2㎏減。


腹筋の上にどでんと乗っている脂肪を落とすには食生活の改善から。油も糖も摂りすぎてませんか?

食事での脂肪減。まずは具体的な目標を設定する。

腹筋割ってみんなに見せたいの、夏までに。その切なる願いを叶えるために、何はともあれ着手すべきは食事コントロールでの脂肪減。 まずは、具体的な目標を設定することから始めよう。実現可能な数値としては、1か月につき1㎏の脂肪減。今から2か月で計2㎏。 食事で摂る脂肪のカロリーは1gにつき9キロカロリー。これに対して、カラダに蓄積された体脂肪は1gにつき、約7キロカロリー。これは、体脂肪のおよそ2割が水分で構成されているから。 体脂肪2㎏は1万4000キロカロリーというわけで、これを60日で割ると、1日につき約230キロカロリー減。ただし、メタボ腹の持ち主であれば、日々必要以上のエネルギーを摂取している可能性があるので、その分を上乗せして1日およそ300キロカロリーを減らすつもりで挑む。 300キロカロリーとは丼メシ約1杯分。とてもムリ? いいや、それが案外カンタンなんです。

Tarzan_672_03

調理油に気をつけろ!意外な盲点のNGフード。【油】

アブラ、それは人々の舌と脳をたぶらかす妖怪のごとし。しかも、1gにつき9kcalという、糖質やタンパク質の倍以上のカロリー。 たとえばトンカツは100gにつき吸油率約14%だから、油15gで135kcal分、余分なカロリーを口にすることになる。 重々承知、だから揚げ物は極力控えていますというあなた。食事コントロールをする際、揚げ物は確かに最も分かりやすいNGフードのひとつだ。 ただし、それさえ控えていればOKかといえば、否。揚げ物に負けず劣らず油脂たっぷりのNGフードは結構多い。 あるときは軽食風、またあるときは一見ヘルシー風な見かけに騙されて、たとえばこんなメニューを口にしていないか?  以降、2か月間は、こんな調理油をカットせよ!

Tarzan_672_04
Tarzan_672_06
Tarzan_672_07

取材・文/石飛カノ 撮影/谷 尚樹 イラストレーション/福田 透 料理作製/近藤幸子 取材協力/鈴木志保子(神奈川県立保健福祉大学教授、公認スポーツ栄養士)  参考文献/『基礎から学ぶスポーツ栄養学』(ベースボール・マガジン社)、『毎日の食事のカロリーガイド』(女子栄養大学出版部)、『ひと目でわかるカロリー事典』(成美堂出版)、『調理のためのベーシックデータ』(女子栄養大学出版部)