世は体幹トレーニングの大ブーム。 あのアスリートも隣の同僚も実家の母親もみんな体幹トレやってます。 『ターザン』でも何度となく紹介してきたので、実践されている方もいるでしょう。 体幹トレはたしかに効果があります。でも、決して万能薬ではない。 きちんとした処方箋のもとに行って初めてその恩恵を最大限に引き出せます。 もしカン違いしてやっているならもったいない。 正しいやり方を身につけて、目指せ!体幹トレマスター。
基本プランクは、カラダをまっすぐ!
下の大きな写真が、正解。単に一直線でないことは、見てもらえばわかるだろう。詳しいことは解説を読んでほしい。では、ここからは具体的なトレーニングに入っていこう。
おっと、その前に、パートナーと一緒に体幹の意識チェックを行ってほしい。このチェックは、筋力をさほど必要としない。 すばやく体幹を固められるかどうかという、神経系の働きを調べるために行う。自分の体幹力をまず知ってほしい。
そして、トレーニングに入ろう。流れは、固める→オン・オフの切り替え→筋肉の連動だ。まず最初は、フロントプランクでの正しいフォームを覚える。 そして、できたら、クイックプランクで、オフからオンへの切り替えを実践する。
ドローイン 腹を凹ませた後には、しっかりと呼吸することが重要。
そして、もうひとつ。体幹のインナーマッスルに簡単にアプローチできるドローインを用意した。固める感覚がわからない人は試してもらいたい。 ドローインは腹を凹ませてキープするトレーニングだが、ここで重要なのは呼吸。息を止めてしまっては不正解となる。 肺に溜まった空気の圧で、横隔膜が自然に膨らんでしまい、この筋肉が働かなくなってしまうのだ。
取材・文/鈴木一朗 撮影/小川朋央 スタイリスト/山口ゆうすけ ヘア&メイク/大谷亮治 監修/清水 忍(INSTRUCTIONS)
『ターザン(665号)』は、「カン違いだらけの体幹トレーニング」特集です。
2015年2/12号(1/22発売)マガジンハウス 定価550円(税込)